「クリエイティブな人」という言葉から連想するのはどんな人でしょう。センスがあって、独創的。斬新な視点や突飛なアイデアで新たなものを生み出す人。「私にはなれない」と感じる人もいるかもしれません。
今回お話を伺った直井薫子(なおいかおるこ)さんは「クリエイティブな人は、自らに問う人」だと言います。
本のデザイナーをしながら東京「葛飾区」でローカルメディアの制作に携わった後、地元「さいたま市」に戻り、『CHICACU Design Office&Bookstore』を設立。“住み開き”による自宅兼書店や、シェア本棚など、型にはまらない柔軟な方法でメディアとコミュニティづくりを仕掛けてきた直井さん。今回お話を聞いて、どこか遠く憧れの場所にあった「クリエイティブなものづくり」が、新しい視点を持って認識できたような気がしました。直井さんの拠点の1つである本屋『本と喫茶 夢中飛行』で、ここに至るまでのストーリーと、今後の展望についてお話を伺いました。
目次
本への思いと、地域への関心

―― 元々、本のデザインを担当されていたんですよね。
直井さん : 美術大学を出て、新卒から1年間は、出版社のデザイン部で趣味や教養分野の雑誌デザインを担当していました。その後、「1冊の本というコンテンツ力で勝負したい」という思いから、書籍のデザインを主とする個人事務所に転職したんです。一流のデザイナー陣に、アカデミックな編集、1冊の本の中でストーリーを組み立てていく「ものづくり」ができることに喜びがありましたね。一方で、つくればつくるほど、本が売れないことに強く課題も感じて。その頃から、本屋のあり方について漠然と考えるようになりました。
―― 地域への関心もその頃からお持ちだったのですか。
直井さん : 大学卒業間際の2011年に東日本大震災を経験したときから「故郷のために何かできないか」とは思っていました。仮に今、震災が起きて自分の住んでいるエリアを離れることになったとき、心の拠り所にもなるのが本だと思うんです。そして、故郷のことを形として残せるのは、その地がルーツである人間にポテンシャルがある。ものづくりをする人間にとってルーツが作品にもたらす影響はとても大きいです。さいたま出身で、本のデザインの仕事をしている自分には、地域に関わるポテンシャルがあるとは思っていましたが、具体的にどうしたらいいのかがわからなかった。
そんなときに、とあるワークショップをきっかけに編集プロダクションに所属する同い歳の方と知り合ったんです。地方のフリーペーパーや広報誌など、ローカルメディアについて色々と教えてもらいました。何より衝撃的だったのが、その友人の地元である葛飾区を「1日案内するよ」といって過ごした時間が、めちゃくちゃローカルだったんです! できたばかりのスカイツリーは遠くに見えるけど、観光名所らしい場所には行かない。シェアサイクリングなんてまだないときに、その友人から自転車を貸りて、景色のいい川沿いを走り、馴染みだというお店に立ち寄って店主と話をしました。人とおしゃべりばっかりしていましたね。それだけで十分に刺激的でした。そこから葛飾に移り住み、その方が編集長を勤めていた葛飾区での暮らしや気になる人を記録したローカルメディア『ヨコガオ』の編集会議に巻き込まれていきました。
「下町で経験したことを地元で!」葛飾区からさいたま市へ


―― 偶然のご縁とはいえ、“めちゃくちゃローカルな自転車案内”を契機に、葛飾区に移り住むほどの魅力を感じたわけですよね。そこで制作を続けるという選択肢もあった中で、地元さいたまに戻るきっかけは何だったのでしょう。
直井さん : ヨコガオに初めて携わったその年の忘年会で、取材した人や、その人の友人なども含めて総勢80人くらいが集まりました。そのとんでもない熱量を目の当たりにしたときに、1冊300円の30ページにも満たない冊子をつくると、今まで知らなかった80人に、この密度で出会えるんだ! と思って。日々のデザインの仕事でパソコンに向かっているだけでは絶対に関わることのなかった人たちですよね。自分が住む地域を起点に、予期せぬ形で集まったこの80人の光景こそが、ローカルメディアなのだと捉えたら、震災を機に感じていた「故郷に貢献するにはどうしたらいいのか」という問いに1つの答えが出たと思ったんです。「これを地元でやってみたらいいんじゃないのか?!」と。
―― 直井さんの活動の原体験といえそうな光景ですね。メディアに関わるいち個人として、地域と人をつなぐローカルメディアの理想のひとつを実現されていて、憧れます。その後のさいたまでの活動についても教えてください。
直井さん : 会社員としてディレクター職を学びながら、2016年に開催された『さいたまトリエンナーレ』(※1)の有志サポーターとして活動し、クラウドファンディングで集めた資金で有志による記録集を作成しました。
芸術祭に参加するアーティストの方たちの地域の読み解き方や「生活の中に気づきがあることを信じている」という志が、自分が理想とするローカルメディアと近いと感じ、そこに共鳴して集まる有志サポーターと共に、さいたまのローカルメディアを作れたらいいなと思ったんです。
地域芸術祭によって変化した市民の心の動きこそが、芸術祭の真価だと思っていたので、作品として何がつくられたかでなく、さいたま市に住む人たちに「何をもたらしたのか」にフォーカスした記録集でした。さまざまな反響を可視化できたこと自体がとても興味深かった。
※1 2016年にさいたま市で開催された現代アートの国際的な展覧会
結果、40名の編集部員が集まり、記録集をつくることはできました。有志で参加した編集部員たちそれぞれが、つくり手として、読み手としての気づきを得ることもできて、かっこよく言えば参加した人たちの文化度が上がった。それでも、“葛飾で受けた衝撃”のような熱量や、持続可能な地域づくりに必要な人とのつながりをつくることはできなかったんです。真面目にやりすぎて制作にエネルギーを取られすぎてしまったというか。どうしたら、楽しみながらいいものづくりができるのか、持続可能なコミュニティがつくれるのかを課題として持ち帰りました。
暮らしの場をパブリックにする“住み開き”

―― 直井さんの活動遍歴を見て、やはり気になるのが“住み開き”です。詳しく教えていただけますか。
直井さん : さいたまトリエンナーレから3年後に『CHICACU Design Ofiice&Bookstore 』の屋号で独立し、自宅の一部を開放する取り組みを始めました。最初は書店を開きたかったんです。でも、店舗と自宅の両方の家賃は払えないな、と。自宅に本がたくさんあったのと、ヨコガオの編集長に、住み開きを提唱しているアサダワタルさんの本(※2)を教えていただいたのがきっかけで、自宅兼事務所、さらに書店ができる条件の家を探すところから始めました。不特定多数の人が訪れるうえでのセキュリティー面や、パブリックとプライベートを分けられる間取りなど、譲れない要素を満たす場所を見つけるのはなかなか大変でした。
※2:『住み開き: 家から始めるコミュニティ』(筑摩書房)
そこで最終的にたどり着いたのが、北浦和の『コミューンときわ』だったんです。コミュニティ・マンション(※3)の特性が住み開きにぴったりでした。毎週土曜日を書店の営業日としつつ、それ以外の日も通りがかりに興味を持ってもらえるようディスプレイを工夫したり、お店の前にお手紙を貼り出したり。大々的な宣伝はしていませんでしたが、通りすがりに気になった人たちが、営業日目掛けて来てくれるようになりました。
※3:マンションの住民や地域住民との交流を生み出すしくみが施された集合住宅
―― 週に1日の本屋さん、しかも店主の自宅という敷居を超えて来る方はなかなか興味深いですね。印象的だった方はいらっしゃいますか。
直井さん : お店を始めたばかりの頃にお店にいらっしゃった5、60代の女性が「本屋では主婦や母親といった役割がいらない。私が私でいられるんです」とこぼしてくれたことがありました。広島出身の方で、祖父母が戦争を経験している世代ですよね。初めて会った私になかなか壮絶な自分の生い立ちを話してくださって、後日広島関連のおすすめの本を貸してくださいました。他にそういうことができる場所ってないじゃないですか。自分の本屋が、肩書きにとらわれない、自分自身を素直に出せる場所であることに胸打たれましたね。
イタリア人だったかな、建築家だという男性が、お店が閉まっている時間に突然現れたこともありました。びっくりしましたけど「隣駅の与野にある日本最古のタワーマンションに住んでいて、建築としてすばらしいんだ」というんですよ。後日この目で確かめるためにこっそりその場所まで足を運んでみたら、ちゃんとあった(笑)。美しかったです。与野にこんな建築があるんだ!って。街を見る目が変わりましたね。普通に住んでいたら出会えない人たちに会える。本屋って、意外とロマンティックなんです。

―― 伺っているだけでショートムービーが何本もつくれそうです。住み開きをするうえで意識していたことはありますか。
直井さん : コツを掴むまでは1、2ヶ月かかりましたね。自宅兼事務所としてデザインの仕事をしながら、書店としてパブリックに開くので、少なからずプライベートの割合は削られますよね。元々そこまでプライベートを開くことに抵抗はなかったものの、どこまで削れるかを実験する感覚でした。書店としての居心地を優先して、物理的に本棚や椅子の位置を移動させて、人の動きを変えたりして、意識的に家に慣れないようにしていました。
結果的に、家でありながら、“開いている時”は常に変化にさらされるという環境を楽しむことができた。
土曜日だけ、この時間だけ、と限定していたからうまくいったというのもあると思います。「住む」と「開く」を自宅とお店、と空間で切り分けるのではなく、時間でコントロールすることができるというのも新鮮な発見でした。
持続可能なコミュニティ「シェア本棚」
―― そこから棚ごとにオーナーがいる「シェア本棚」に業態を変えられたんですよね。
直井さん : 自宅の書店を訪れる人たちを観察しながら、本が好きな人や、地域に目を向けている人たちに、それぞれの棚を作ってもらいたいと思い始めていました。ちょうどその時、さいたま市PPP(公民連携)コーディネーターを勤めていた宮本恭嗣さんから『ハムハウス』(※4)で本屋をやらないかと声をかけていただいたんです。大宮図書館という昔から本があった場所で、周辺にはすでに本に愛着を持った人たちが住んでいるという立地のよさ。ここが本屋になったらかっこいいだろうなと思って。「地域の人×本」の可能性について考えていた中で、知人から豊岡の『だいかい文庫』をはじめとするシェア本棚の存在を教えてもらったこともあり、公民連携のシェアプレイスとして、全国の逸品が並ぶショップや、キッチンカー専用のシェアキッチンと並び、シェア本棚をスタートしました。
※4 旧大宮図書館をリノベーションした商業施設『Bibli』の中に2022年4月オープンしたシェアプレイス


直井さん : 結果的に1年ちょっとでハムハウスからシェア本棚事業が独立することになって、今の『本と喫茶 夢中飛行』に移転(ハムハウスのあった『Bibli』から徒歩約1分)し、それまでシェア本棚に関わってくださった皆さんをお騒がせいたしましたが、誰かと事業を立ち上げたり、素晴らしいスタッフに出会えたり、お店のファンの方々との移転前後のコミュニケーションを通して、個人としてとても学びの多い大切な経験になりました。




――「シェア本棚」を始めて、手応えみたいなものはありましたか。
直井さん : 2016年にさいたまトリエンナーレの記録集を作成したときに課題として持ち帰った“持続可能な地域と人とのつながり”の1つの形として「シェア本棚」は正解だったと思っています。本が好き、地域が好きという共通点のあるオーナーさんたちが、お金を払って自分の棚を運営するので、工夫次第なんですよね。何をどう配置するか考えるのはもちろん、例えば本だけじゃなくて自分の文章を書いて販売してみるとか、自分なりのチャレンジをしてみてもいい。そういう楽しみ方ができる人が結果的に続けてくれています。
最近では、本棚に集中するだけではなく「このお店を街にどう位置づけるか」みたいな問いをこちらから投げかけて、イベントの企画やZINEの編集に共に取り組むなど、オーナーさんそれぞれが起点となって、地域コミュニティとしての場づくりや、人とのつながりを増やす試みもしています。
私には“夢中飛行の館長”という肩書きはあるけれど、全てを私が決めるわけではないんです。オーナーさんたちにも「私の本屋でもあり、あなたの本屋でもある」とお伝えして、みんなで一緒に“日本一の本屋を目指そう”という話をよくしています。
―― みんなで作り上げていく本屋ですね。オーナーさんにとっても“本屋以上の特別な場所”というのが伝わってきます。
直井さん : オーナーさんたちと、好きなものの話はしますが、仕事や家庭の話はほとんどしないんです。肩書きや役割にとらわれず、本棚を通して本来の自分を認めてもらえる場所なのかもしれません。
限られたスペースに、どの本を、どう置こうか考えるのは“自分を問う”作業のくり返しです。自分は何が好きなのか、本とともに人生を振り返ることにもなります。抽象的ですが、数ヶ月で自分が変わる感覚があると思う。それをあえてパブリックな場で行うことに少しでも可能性を感じるなら、ぜひシェア本棚をやってみてほしいです。
―― シェア本棚だけでなく、新刊棚もあるんですね。

直井さん : 出版に携わる者として、今を生きている作家たちにお金を落としたいという思いがずっとあって。作家や編集者をはじめとするクリエイターたちは、自分がつくったものを、社会に対する「ギフト」だと思っているんですよね。リターンを求めていない。さらには共感ではなく「自分とあなたは違う」ということを肯定的に捉えて表現している。そんな彼らの美学にすごく共感するし、その美学を好ましいものとする場所があれば、結果的に誰もが生きやすい社会になるのではと、私自身信じているところがあります。本屋として新刊を入れることで、そんな場所のひとつになりたいという思いがありますね。
街に馴染まない⁉︎ 新しい取り組み

―― 昨年から新しい店舗も手がけていると伺いました。
直井さん : 2024年6月に武蔵浦和の駅前に会員制のコミュニティスペース『マチノバ』がオープンしました。会員はレンタルスペースやシェアキッチン、ラウンジや屋上施設を利用することができ、定期的にイベントも実施しています。
このマチノバにある本棚を『本と渚 夢中漂流』という名前で、2店舗目と位置づけています。訪れる人の多くがそれぞれの目的を持って利用する会員制のしくみや、武蔵浦和の駅前というタイパ・コスパが重視されがちな立地は、思いがけない出会いや人とのつながりを生み出す文化施設が成り立つには、正直かなり難しい条件です。それと同時に、巨大な駅前マンション群の中心でカウンターカルチャーができるのは面白いなと思って。「駅前でインディーズバンドやってやろう!」みたいな心持ちですね。
―― イベントの際に足を運ばせていただきましたが、ここ(夢中飛行)とは雰囲気が違いますよね。オープンして約半年、街に馴染んだ感覚は…
直井さん : まだないですね(笑)。本来、カウンターカルチャーが生まれるのはガレージのような無造作な場所だと思うんです。そこに住まう人たちにストレスなく馴染むように設計されている建物の中で、馴染まないカルチャーを入れるのがとても難しい。ハード面で具体的なことを言えば「この机、安物でもいいから、もっと軽くて自由に畳んだり動かせるほうがいいのに!」みたいなことです。
今はある意味で造作し切っている空間をどう崩していくか、スタッフと一緒に考えながら試行錯誤しています。でももしこの難所を乗り越える方法を見出すことができたなら、それって今の完璧主義的な社会の風潮に柔軟性をもたらすすごい発明だと思うんです。今まさに、価値観が変容していく様を目の当たりにしているワクワク感があります。

―― 武蔵浦和に馴染まないカルチャー、それはワクワクします。ぜひ実現していただきたい!直井さんご自身が、今後こうしていきたいという目標はありますか。
直井さん : あまり目標は立てないタイプなんですが、人生の最終目標は決まっていて「大好きな人たちに囲まれて生きていく」なんです。大好きな人たちは、“クリエイティブな人たち”。遊びのように、楽しみながらものをつくって、つくったものがちゃんと人の心を動かしているということ。シンプルですが、そういう人たちの輪の中にいるためには、自分自身もそういう存在でいないといけない、実は自らを追い込む目標でもあります。だから、その最終目標のためにできることとして、今は本屋を通して、地域のクリエイティブな人たちを育てたいです。
クリエイティブの可能性を手放さないために

―― お話を伺っていると「クリエイティブであること」にそこまで身構えなくてもいいのだという気がしてきました。
直井さん : 本来、クリエイティブな人は、自らに問い、自分なりの答えを出す勇気がある人だと思うんです。コロナ禍のまっただ中、どうにもできないことを誰かのせいにして文句を言う人が多かったですよね。そんなとき「自分が文句を言われる側だったらどう思うのか」「答えを持っている人なんているだろうか」と自らに問う力があまりに弱いと感じました。ものをつくる立場として、メディアや集団意識に惑わされる受け取り手のクリエイティビティの低さに愕然としたのを覚えています。
学校、職場、家庭、そのほか誰もが大なり小なり参画している社会に対して、それを変える力があり、力を使う権利があるにもかかわらず、ただ文句を言うことが、つくる側が戦っているリングから降りて、ただヤジを飛ばす客席側に回る行為だということに気づいていないんですよね。尊い個々の権利を容易く他の誰かの手に渡してしまってはいけない、と。
―― 確かに、あの時期は誰かのせいにして諦める人が多かったかもしれません。
直井さん : 例えば私は、コロナ禍の2021年11月〜翌年6月にかけて、周辺地域に住むデザイナーや建築家と一緒に『秘密基地相談所』(※5)を立ち上げ、学校に行けない子どもたちと移動型駄菓子屋をつくりました。小学校の先生でも、保護者でもない私でも、想像するに大人も子どもも辛いだろうと思ったから。駄菓子屋のおじさんのように、いい距離感で交われる人が必要だと感じたんです。そこで自分にできることは何か考え、誰にでも使える“つくる権利”を、私なりに実行しました。
※5 移動型駄菓子屋の制作・運営を通して、こどもたちが地域の大人と関係を築き、自由な発想力、思考力、自己肯定力、多様性を育むプロジェクト
それが文章だろうと、絵だろうと、極論道に落ちてるゴミであろうと、あなたがつくったものが、誰かを感動させる可能性は十分にあると思う。私はそういうクリエイティブの力を信じています。シェア本棚も同じように、自分のクリエイティブの才能を試す最初のステップです。夢中飛行の根っこには、誰もが持つ才能や、自分らしさを大切にすることで、お互いを健やかな好奇心を持って補い合える社会であってほしいという思いがあります。
―― 自分にできることを考えるところから、クリエイティブの可能性は広がるのだと教えていただいた気がします。貴重なお話ありがとうございました。
最後に

大所帯で開かれた葛飾での忘年会の風景、住み開きをきっかけに出会った人々、シェア本棚のオーナーさんに、お店に訪れる人たち。「本屋」という表現では到底紹介しきれない、直井さんの周辺に集まる人たちによってつくられた特別な場所が、ここ大宮にあります。「本」という看板や、2階という立地に敷居の高さを感じてしまってはもったいない。直井さんのクリエイティブが詰まった空間に、ぜひ足を運んでほしいと思います。本が好きな方は、自分の本棚を見つめ直してみるのもいいかもしれません。武蔵浦和の新たな拠点と合わせて、これからの活動の広がりを楽しみにしています。